2009年05月06日

新型インフルエンザによる渡航禁止令

終にオランダでの学位審査委員会を欠席することとなった。オランダでは新型インフルエンザの患者が1名確認され、感染地域に指定されたためだ。

PhD.JPG


主任教授の主張は、その後には感染者が発生していないことなど、委員会への出席要求があった。その気持ちが痛いほど分かる。会社は既に出張中止を決断している。

ゴールデンウィーク中の報道を見た。勝手な行動で会社のみならず社会にも迷惑を掛ける。最後は、自分から教授を説得した。そして電話越しであったが深々と謝った。当日の質問事項や引き継ぎ書を書いて、代理出席して頂く教授に伝えた。

航空券のキャンセル料は36,000円であった。JAL国際予約にキャンセルを告げると、キャンセル後の払い戻しは、平日別の部署に電話することになる。

一方でJALは、メキシコを始め、米国、カナダ、ブラジルへの発着便のキャンセル料金を無料にすると発表した(資料)。本来今日は、ブラジルでの国際会議で発表しているところ。対象国なのだ。

オランダでの学位審査委員会が重なり、ブラジルをキャンセル。どちらにしても同じ運命であったが、任務の重さに学位審査委員会の欠席は苦渋の決断。既にオランダが自分の口座に振り込んでくれているので、精算手続きが必要となる。まだまだ終わらないのだ。


posted by シリウス at 09:34| 東京 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 学位取得への道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月01日

Mexican Flu

ついにオランダに感染者が(記事)。

3歳の少年らしい。国際社会では当然のように広がりを見せている。しかし、なぜこの時期なのか、なぜオランダもと。学位審査に欠席されることほど残念なことはない。別件で欠席することになった委員に対して、主任教授が「オランダの文化を否定するのか!」と激怒したのを思い出す。なによりも晴れ舞台を迎える本人に申し訳ない。

ところで、日本では豚インフルエンザや新型インフルエンザと呼ばれているが、海外ではMexican fluとか、swine fluとよばれているようだ。A型H1N1に分類された。早急に解決して欲しい。若人を祝福するためにも。
posted by シリウス at 20:41| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 学位取得への道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月30日

新型インフルエンザと学位審査

オランダで学位を取得したのは2006年のこと。丁度三年前になる。

今度は審査側として招聘された。著名な教授陣と肩を並べ、候補者とディベートする。オランダ語は大丈夫だろうか。しかも主題は門外漢の「二酸化炭素の有機合成」。

緊張の中、別の問題が起こった。豚由来の新インフルエンザが流行している。

豚.gif


WHOは警戒レベルフェーズ5が発令され、パンデミックの手前になった。オランダは感染症危険地域に囲まれている。

会社からは国外出張禁止命令を受けた。しかし、大学からは渡航費と宿泊費が支払われ、200ページの学位論文にも自分の名前が審査委員会承認者として印刷されている。

栄誉は必要ない。哲学博士となる若人に厳格で学際的な学位審査を経験させ、教育に貢献したい。その思いで会社を説得した。また所長には横車を押させた。申し訳ない気持ちで一杯であるもうやだ〜(悲しい顔)

あとは、オランダから感染者が出ないことを祈るしかない 猫
posted by シリウス at 21:01| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 学位取得への道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月08日

ついにその日が

Defense of PhD Thesis

ついにその時が来た。20分間のプレゼンテーション、10分の休憩後に1時間の質問攻め、審査のため15分の休憩。そして学位授与式。

学位記授与.JPG
学位授与の瞬間


1時間の質問は、日本や米国での公聴会や学位論文審査会とは異なり、私は厳しい就職面接に感じる。いつもは優しい教授が、厳しい口調で責め立てるのだ。昔は感情的になった人を制止するために、二人のお供を従えて良いと言うことになっている。私の見学したDefenseも両脇の二人が代読したりした。現在は感情的になるよりも、ふさぎ込んでしまう人がいるそうだ。これも現代病か。

すっかり年月を重ねて14年分の研究を一つの本にしたのであるから、今さら感情的になることもなく、ひたすら話し続けた。但し、その疲れは相当なものである。

学位記.JPG
学位記には朱印のようなメダルがぶら下がる


日本での学位は紙一枚だが、こちらの学位は、紙に朱印の様なメダルがぶら下がっている。これを納める真っ赤な筒ももらえるから、実感は一入だった。
posted by シリウス at 00:02| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 学位取得への道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月03日

貸衣装はスペシャル

公聴会は、長い大学の歴史と伝統に則り、服装が子細に亘り定められている。結婚式で着るモーニングに似ているが、これまたちょっと異なる。となると、貸衣装しか方法がない。半年も前に予約した内容を確認しに、町中の貸衣装屋を訪れた。

貸衣装屋.JPG
町中にある貸衣装屋


私の知る限り、この一件しか大学の公聴会用の貸衣装屋はない。このお店はどうも、公聴会以外の貸衣装がない、専門店らしい。

問題発生!ズボンがないそうだ。「貸衣装屋がズボンがないということがあるのか」と尋ねると、「特別なズボンだから一つしかないのだ」とのこと。何が特別なのかというと、特別に又したが短いそうだ。絶句した。

貸衣装1.JPG
公聴会の貸衣装


負け犬の遠吠え
実はこのズボン、靴下の上からすね毛が見えるほど短かった。だが、もっと長いのをというのも憚られ(実際悩んだが)、潔く「短足で結構」とした。
posted by シリウス at 02:14| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 学位取得への道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月07日

焦ってオランダ語

必要に迫らないと、語学は習得できないようだ。挨拶程度しか話せなかったオランダ語。公聴会では、オランダ語を話すことになっている。

公聴会自体は英語でもよいが、一部はオランダ語で話すことになっている。それは、宣誓と呼び掛けだ。

オランダ語は発音が難しい。今、オランダ人を捕まえて発音してもらった。
chairman: mijinheer de rector (Mr. Rector) マニラー デ レクトー
supervisor: hooggeachte promotor (esteemed supervisor) ホー ヘ アッハテ プロモーター
professors: hooggeleerde opponent (most learned opponent) ホー ヘ レアデ オポネント
audience: zeergeleerde oppoent (learned opponent) ゼーア ヘ レアデ オポネント

オランダ語の発音規則が少しだけ、分かったような気がする。あー、オランダ語の教科書を持ってくれば良かった。

大学寮からの朝焼け.JPG
大学寮から臨む新市街の朝焼け
posted by シリウス at 20:52| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 学位取得への道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月31日

オランダ時間

オランダのデルフト工科大学に学位論文を提出した。公聴会は2006年4月24日。まだまだ時間がありそうだが、1月には単行本のように製本して配布する必要がある。

このため、8月に印刷会社と打合せを行い、安心しきっていた。が、この印刷会社が倒産。幸いにも新しい印刷会社に引き継がれることになった。

ところがこの印刷会社、オランダの会社だけに、手続きがのん造りしていて、1月になったら印刷許可書などをゆうそうするからと。それでは遅いのでとメールを繰り返し出すものの。。。最後の曲面で、オランダの事務処理ののん造りさに焦りを感じた。

こんな時に支えになるはずの秘書さんも、肺炎で二ヶ月の休養。何歳か年上の教授は、大出世で所長他格。殆ど話が出来ない状況に。

さーて、本当に学位をもらえるのだろうか!?

PhD.jpg

学位論文の表紙
posted by シリウス at 23:30| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 学位取得への道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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